サイズ:高さ約28.20CM腹径約15.50CM底径約10.70CMr重量は約1.12KGrエナメル磁器の特徴は磁器の質が細くて潤い、材料が重くて、色が鮮やかできれいで、画工が精致である。エナメル彩磁を作るには手間がかかり、乾隆以降は姿を消した。康熙のエナメル彩磁の多くは律儀に写生する西洋の莲と巻き枝牡丹、花があって鳥がなくて単調に見える。雍正は花柄が多く、山水、人物もある。特に際立つのは、画面に呼応した題詩だった。エナメル彩磁器は胎質の制作において非常に凝っている。胎壁は極めて薄く、均一で、結合が緊密である。このような胎質に施釉は極めて細く、釉色は極めて白く、釉表の光沢には柑皮釉、淫蕩釉はなく、褐色の目もない。エナメルは大きな器物の形をしておらず、ほとんどが皿、碗、杯、瓶、箱、壷であり、その中で碗、皿が最も多いが、品目ごとに異なる変化がある。また、宜興紫砂陶の胎外にエナメルを描くことも珍しい。雍正の時これらの題詩の書道は極めて優れており、また題詩の引首、句の後に朱文と白文の臙脂水あるいは朱印をつけて、その印面文字はまた画面と題詩の内容と協力して、絵のように「彬然」、「君子」の章を使う;山水を描くための「山高」、「水長」の章;梅の花を描くには「先春章など。エナメル彩磁器は歴史上中国の陶磁器が発展して以来の各種の長所を受け継ぎ、胚を引き抜き、成形、画工、材料、施釉、色彩、焼成の技術の上でほぼ最高のものである。乾隆期には非常に優れた陶磁器作品が数多く出現したが、エナメル彩は制作手順や材料の面で他の多くの品種とは比べ物にならない。画工も一般の窯工ではなく、宮中の最先端の専門の絵師であったので、これらの器物は当時の最高の芸術水準、最高の工芸水準を代表するものであった。r※基本的に送料無料ですが、沖縄県別途送料1000円が必要です。