伊豆が誇る相州伝の鬼才【榎本貞義】迫力の大鋒！

清麿写し豪壮傑作脇差 沸の妙味溢れる腰高乱れ刃 両面樋

備山先生鞘書 押形・諸工作伝票付 特注打入念作


■コメント■
ご覧いただきありがとうございます。

【銘】
表『貞義作 昭和五十年十月吉日』
裏『結婚記念 杉山繁芳』

貞義刀匠は本名を榎本栄市郎といい昭和26年生まれ、
父・湧水心貞吉刀匠に学び静岡県三島市で作刀しています。

貞吉刀匠は月山貞勝門下で殊に鍛えの上手として名高く
人間国宝の高橋貞次とは「彫の貞次・鍛えの貞吉」と並び称され、
その技量は当時の日本でも随一と謳われた無鑑査刀匠です。

貞義刀匠も強い鍛えや美しい沸などの秘伝をよく継承され
中でも相州伝を最も得意として新作名刀展で多数の受賞に輝き、
また凄まじい斬れ味から抜刀界隈に於いても絶大な人気を誇るなど
華実兼備を体現した作刀で現在も活躍されている稀代の名工です。


本作は若かりし貞義刀匠が特別注文を受けて精鍛された一振、
覇気溢れる相州伝を見事に焼き上げた清麿写しの豪壮脇差です。

身幅ガシッと広く重ね厚く大鋒が鋭く延びた迫力ある姿で
両面に樋を掻いてなお500gを超える驚異的な刀身重量を有し、
板目肌詰んだ精良な地鉄に地沸微塵について地景入り沸映り立ち
刃文は湾れに大互の目が交じる相州伝の華麗な乱れを腰高に焼き上げ
盛んに沸づいて葉入り金筋・砂流し・沸筋かかり地刃明るく冴えるなど、
清麿の名刀にも匹敵する激しい沸の妙味を示した珠玉の会心作です。

研磨・銀ハバキ・白鞘で計12万円もの入念な仕立がなされ
その当時の諸工作伝票および刀剣店による押形が付属しており、
加えて刀剣鑑定の権威・備山先生による鞘書が一段と価値を高め
手間をかけることなく家宝に加えていただける逸品となっています。


無鑑査の技術を継承した名工『榎本貞義』刀匠による特別作、
出来素晴らしい大鋒の清麿写し豪壮脇差を末永くお楽しみ下さい。


ご不明な点などございましたらお気軽にご質問下さい。

■詳細■
◇◆ 寸法 ◆◇

刃長：47.5cm 元幅：3.25cm 先幅：2.70cm

元重：0.75cm 先重：0.62cm 反り：1.4cm 目釘孔：1個

刀身重量：512g ハバキ重量：33g

（素人採寸につき多少の誤差がある場合がございます）


◇◆
・刃切れ等の大きな欠点は見当たりません。
・多少のヒケや鍛え等はご容赦下さい。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・各所、画像にてご判断いただき不明な点はご質問下さい。

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