「崩れ落ちる寸前の美しさがゾクリ」 淫乱栄泉の江戸の女 版画って見応え! 販売済み

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新年 1/12迄です 溪斎英泉は鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重や、勝川春章、歌川国貞、歌川国芳などとともに「10大浮世絵師」といえるでしょう。   江戸文化の爛熟期、酒と女に溺れながらも豊国・北斎に猛烈な対抗意識を燃やし、独自の画境で春画を描いた渓斎英泉の凄絶な生涯は並みの版画ファンの感性を軽く越えてしまいます。  2017年9月18日NHKにて宮崎あおいさん主演の特集ドラマ「眩(くらら)~北斎の娘~」が放送されました。ドラマに渓斎英泉(けいさいえいせん)という浮世絵師が出てきます。松田龍平さんが演じる天才絵師で奇人です。根っからの女好きで、基本的にふらふら遊んでいたようです。  自ら「淫乱斎英泉」と名乗っているくらいですが英泉の美人画はそれまで流行していた八頭身や天女のようなのではなく、その辺にいそうな寧ろ俗っぽい岡場所の女や市井の女を好んで描きました。  顔だちは穏やかで、五頭身、手足も短く目のきつい「えぐみ」のある女たち、理想ではなく現実にいる女達の「婀娜っぽさ」や身体のひねりや女の艶、色っぽさ、ギリギリで嫌らしくなくみだらで崩れ落ちる寸前の美しさがぞくりとするほど色っぽいのです。  しかしそんな風に女性をあからさまに描いたにもかかわらず現在では実に女性ファンが多いんですよ。  その感性は春画が得意で多く描いているからなんでしょうか。でもぞくりとする女を描ける画家なんてそうざらにはおりませんです。  菊川英山という師匠がいるにもかかわらず北斎の家に入り浸ってもいました。北斎自身も相当奇人と言われた人ですから、変わり者の英泉には居心地が良かったのかもしれません。  例のドラマの中では宮崎あおいさんの眩(くらら)が女になったたった一人の男だったという設定になっておりましたが実際はどうだったのでしょうね。是非ご研究をなさってください。  解ることは売れっ子となってからも途中で連作を放り出したり逃げ出して遊郭で酔いつぶれたりとその自由人っぷりが「通人」、特に女性にはたまらないのでしょう。  因みに栄泉の花魁像はゴッホが模写したことでも有名です。      寸法 縦33cm  横26cm    状態は写真1からも解るように裏打ちあり、擦れ、汚れ、縮み、隅端に破れ があります                 hide

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